V.A.
ベスト・オブ・シュトラウス
タイトル・ナンバーを含むジェローム・カーンの3曲をはじめ、人々に愛されてきたラブ・ソングがずらり。ボサ・アレンジの「あなたに夢中」で始まり、ミディアム・テンポでスイングする「イン・ラブ・イン・ベイン」までの13曲。ウキウキする「素敵なロマンス」や躍動的な「ジプシー〜」からはヒギンズの笑顔が浮かぶよう。
第2弾はオープニングとラストをリチャード・ロジャーズが飾り、コール・ポーター、ハロルド・アーレンらが並ぶプログラム。ほとんどがバラードかミディアム・テンポなので、アルバム全体から安心感を醸し出す効果を上げている。グレン・ミラー楽団のホーンズをコード・ワークで再現した「ムーンライト・セレナーデ」が秀逸。
タイトル曲のオープナー「シークレット・ラブ」の生き生きとしたトリオ・サウンドを聴けば、ヒギンズは今が全盛期だと納得するはず。味わい深いバラード「ゴースト・オブ・ア・チャンス」、スムーズな曲展開にヒギンズの熟練の技を聴く「スター・アイズ」、一見遠い印象もある「ラウンド・ミッドナイト」等、聴きどころ多数。
アルバムの何曲目かに配置されるのが通例であるバラードの「バークレイ・スクエア〜」を、オープニングに持ってきたのが意表を突く。これが続くアップ・テンポの「君は我がすべて」とのコントラストをお互いに際立たせる効果を生んでいるとわかって納得。エリントンやラテン・ナンバーの選曲もバリエーションをもたらす。
ヴィーナス・レコード創立10周年を記念して企画された、スイングジャーナル読者によるリクエスト・アルバム。日本人好みの有名曲に加え、「アゲイン」(トラック9)は同名アルバムの再演。共演者が異なるので聴き較べも一興。
「魅せられし心」('98)の大ヒットを受けて制作された。ヒギンズが日本滞在中に知った「祇園小唄」と自作の「京都ブルース」をジョイントしたトラック3が面白い。
ピアノ+ギター+ベース・トリオは40〜50年代のナット・キング・コールなどに代表される編成。ノスタルジックなムードを醸し出した古典トリオの一枚。
記念すべきヴィーナス制作のヒギンズ第1作。ヒギンズ自身もお気に入りの一枚に挙げる本作は歌心に溢れた傑作。
ビル・エバンスのレパートリーとして有名なトラック2、3といった曲を取り上げた本作。素材はエバンスでも演奏ではヒギンズらしさを保っている。
ヒギンズがレギュラー・トリオで挑んだスタンダード集。ラテン系の曲が多く取り上げられているのが特色だ。自作曲10がヒギンズの日本好きを感じさせる。
エディ・ヒギンズによるラテン楽曲集。1940年代メキシコの名曲「アモール」や、ボレロ調の「パーフィデリア」、タンゴの「ジェラシー」など名曲の数々を“ジャズっぽく”せず、あくまで“ラテン”で聴かせてくれる1枚。